「何だ?もう怪我は癒えたのか?」 「……ああ。お前一人相手にするくらいにはな」 「くくっ」 言った封魔に、何がおかしいのか男は笑う。 そのまま、男は神蘭達を見た。 (何?) それに神蘭が表情を歪めた時、男は楽しげな声で話し始めた。 「お前達は知ってるか?私達を討伐に出た闘神達がどんな結末を迎えたか?どうしてそいつ一人だけが戻ったのか?」 封魔をちらりと見て言った男に、神蘭は龍牙達と顔を見合わせた。