「総長!!」 それに気付いた兵士達から声が上がる。 「総長!一体、何があったんですか!?」 「どうして、こんなことに!?」 「落ち着け!狼狽えるな!」 その声にその場が再び静まり返る。 「……今回のことは、帰還した封魔から詳細を聞く。今回の被害は知っての通り、かなり大きい。封魔が復帰するまで、闘神もいない今、奴等にとってはまたとない好機。いつまでもこんな所にいないで、次の襲撃に備えておけ!」 そう言って、総長はすぐに中に戻って行ってしまった。