天空戦記



「ふふ、封魔ならこの後、半日非番になる筈よ。行ってみたら?」

「えっ、いや・・・・・・」


闘神と言ったら、副総長の次に高い立場なのだ。

まだ正式な軍人でもないのに、上層部の部屋へ行くなんてと首を横に振る。


「なら、呼び出しましょうか?」

「いえ、用があるのはこっちですから」

「そう。なら、案内するわ」


怜羅はそう言うと、神蘭を案内するように、歩きだした。