天空戦記

3
四人と別れ、神蘭が【一】と書かれたプレートのついた扉を開けると、何人かの訓練生が中で待っていた。

空いていた席に座り、神蘭も闘神の誰が来るのかと、少しドキドキしながら待つ。

そして、入ってきたのは神蘭にとっては見たことのある女性だった。


(あの人は、確か・・・・・・)


「ようこそ、神界軍へ。私は闘神の一人、怜羅。あなた達を歓迎するわ」


微笑みを浮かべて言った女性は、襲撃があった日、封魔と共に救出に来てくれた怜羅だった。