「集合!先程言った通り、これから簡単な試合を行う!」


集まった訓練生達に、教官が言う。

すると、先程の少年が手を挙げた。


「教官!」

「何だ?」

「相手の指名は出来ますか?」

「あ、ああ。何だ?試合したい相手がいるのか?」

「はい」


頷いた少年はニヤリと笑い、神蘭の方を指した。