「なっ!さゆみちゃん、どうしたの、それっ!?」
「それはこっちが聞きたいよぉー!」
私たちは古手川さんがいつも昼休みに利用している理科準備室にいた。その間、誰にも遭遇することなくここに辿り着けた私たちを褒めて欲しい。
誰かに見られなくてよかった…もし見られたら大騒ぎになっちゃうからね。
「で、古手川さん。1つ質問したいんだけどいい?」
「えっ、あ、はい!」
「さゆみに渡したあの薬ってどんな薬だったの?」
龍牙ナイス!
「あ、えっとあの薬は……………です。」
「え、何て言ったの?」
「その、えっと…お…」
「「お?」」
「…お、男の子になる薬、です。」
「「………え?」」