「………」
それにしても遅いな。
新、寝てるのかな?
しょうがない。また時間を置いて出直しますか。
そう思って自分の家へ戻ろうとしたとき───ガチャ。
中から新が出てきた。
「はい。どちら様でしょ…う、か……」
「あ、新。」
「……………」
「新、どうしたの?」
「………さ…」
さ?
「…さ、ささささささゆみっ!?お、お前、その髪と眼はどうしたんだよっ!?」
あ。そういえばそんなことになってたっけ。忘れてた(笑)
「さゆみ…お前とうとう道を…」
「違う違う!これにはちゃんと理由があって!実は…カクカクシカジカで……───」
「───…なるほどな。」
取り敢えず分かってもらえたみたい。
ふぅ・・・勘違いされなくて良かった!
「…まぁ、ここにこのままってのもなんだし、入れよ。」
「う、うんっ…!」