3人と別れて、あたしはひとりで生徒会室に向かった。

途中、角を曲がるときとか、めっちゃホームズみたいになってひとりで浮かれてたり…(笑)

緊張しながらも生徒会室に無事に着いた。

生徒会室のドアを開けたとき、
「友花ちゃーん!!」
大声を上げながら光葉ちゃんが走ってこちらへ向かってくる。

「光葉ちゃんどーしたと?」
「お、鬼が…愛佳達…。」
何かを言い始めようとしたとき、向こうからなにやら大きい人影がこちらへ向かって走ってきた。
「え!マジ!?」
あたしは咄嗟に光葉ちゃんの腕を引き、生徒会室の中に連れ込むと、ドアを閉めた。
大きな棚の影に隠れると、光葉ちゃんの口を手で塞いで、静かにするようにっていう合図を送った。