時刻はもう6時15分を回っていた。

「じゃあさっさと生徒会室行こう。」
「うん。」
「あ、ねえ、これ見て!」
愛佳ちゃんが自分の左手首を指差している。
自分も手首に目をやると、こう記されていた。

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「これって、うちらとあと1人ってこと?」
光葉ちゃんが言った。
「…そーゆーことになるね。」
「じゃあ、あの後、優美華ちゃん達も捕まったってこと?」
「……。」