「あれ?三人とも行ってなかったの?」
「うん。だって鬼怖いし…。」
愛佳ちゃんが言った。

「でもずっとここにいてもいずれ見つかるよ?」
「じゃあ友花ちゃんと一緒におっていい?」
「え?別にいいけど…。なんでそんなこと訊くと?」
「だってともぴーシャーロキアンやろ?謎解きってなると一人で突っ走って行くやん。」
今度は晴美ちゃん。

「あれ?そーだっけ?」
頭を掻いた。
「それで一緒にいること忘れられそうで。」
「あ、すいません…ww以後気を付けます。」
「友花ちゃんは首輪付けとった方がいいんじゃね?」
光葉ちゃんがそう言った。

「何か言いましたか?眠り姫。」
光葉ちゃんを横目で睨み付ける。
「いえ、何も…。」
光葉ちゃんは肩をすくめた。
「よし、じゃあ謎解き始めよ!」