もう大分進んできたが、先は変わらずに茂った道である。赤茶色の土と、木材で舗装された簡単な道。それの上を、場違いとしか思えない、僕のローファーが右足、左足と、交互に踏み出していた。
それらは単なる繰り返しであった。
考える事も、歩く事も。