義務に、足を踏み出しながら言う。
言い聞かせながら、浮かぶ考察を、徒労に終える。

正直な話、
それが超自然的な現象であっても、猟奇的で現実的な事件であっても。
どちらでも関係は無かった。

それが僕を連れ出してさえくれれば、何であっても。

幾つかの旅路を終えて、僕はそんな事を思っていた。