ただ確からしいものは。 それを確かであると思いたい事実は、僕は子供の声を聞いたという事。 僕は子供の声を聞いた。 それが何であるのか、 それが知りたくて。 だからここに来た。そして。 それが何であっても、僕にはそれがひどく重要なものに思えて仕方がなかったのだ。 (07) それ以外は何も、解らず。代わらないままだった。