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掲示板までいくとさっきと同じところに人が立っていた。
よかったと安心する一方バイトをやってもないのにクビかなと思っていた。
出会いやいろいろあってバタバタしていた分相手の顔をみることはなかったが、今思えば端正な顔立ちをしているなと風花は思った。
きっと町の娘にモテるんだろうなぁと他人事のように思っていた、
「すいません。ちょっと野暮用がありまして遅れてしまいました。」
そんな風に声をかけると作ったような笑顔を貼り付けて
「えぇ。大丈夫ですよ。面白いものを見せてもらったし。」
相変わらず貼り付けた笑顔は崩さないみたいだった。
「もしかしてクビとかですか?」
内心ビクビクしていた。
