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とりあえず、朝はいつだってやってくるわけで。
慣れないベットでそのまま寝たせいか、寝つきが悪くて、なかなか寝付けなかった。
だからこんなに早く起きたはいいんだけれど、これからどうしよう?
おじいちゃんには、歓迎されているようだけれど、理人さん?と呼ばれた人には歓迎されていないみたいだった。
「散歩.....でもする?」
1人になると独り言が大きく出てしまうのは、もう仕方ない。
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チラッと視界に横切る物があった。
何?
誰かが見張ってる???
斜め上、二時の方角。
どうしようか。特に危害を加えると言うわけでもなさそう。
「暇そうで何よりですね〜。
ご苦労様です〜。」
とりあえず私の監視だろうな。
何もしたいって言うのに。
失うものも、手に入れるものもない。
