…………… 時はさかのぼってついさっき。 掲示板から離れたところであった風花の蹴りま理人はばっちりみていた。 まさかあんなか弱い女の子から蹴りが飛んでくると相手もはなはだ思わなかったのだろう。 理人も少しびっくりしたがまたいつものように口角をあげた。 いいおもちゃを見つけたみたいに。 本当は仕事なんて嘘っぱちで、風花を連れてくる口実として使ったものだった。 嘘をつくのに気は引けなかったが、本当に信じていたみたいだったので少し悪いことをしたなと思った。