「じゃあね」 曲がり角になって、紗稀ちゃんが私に手を振る 「あ、うん、ばいばい」 私もそういいながら手を振り返して紗稀ちゃんと別れた。 ・ 「ただいま」 「おかえり~!」 玄関を開けるとお母さんの切羽詰まった声が聞こえてきた 明日は土曜だし、ゆっくり出来るのに リビングに入ると、母さんは食器を洗っていたようだ。 主婦って…大変なんだな