『こんな…私を…っ
守ってくれた…っ』
「花、あんた友君のこと
好きなんだよ。
好きで好きでたまらないんだよ!」
そうだ。私…友君が大好きなんだ。
「花、いなくなってからじゃ
遅いって言ったけど
まだ間に合うよ!!」
14時30分
空港まで約30分。
ギリギリだ。
「走ればいいの!
無我夢中に!」
「そうだ!あいつのとこ
行ってこい!お礼するんだろ⁉︎」
『うん!』
「花ちゃん、先生にはうまく言っとくから。早くいけ!」
『うん!
みんな…ありがとうっ!』
「お礼はいいから早くいきな!」
『うん!』
