友 side




広い畳で布団をひき

みんなで寝る



右に花

左に南がいる。





目が覚め

ふと右をみると

あれ、花いない。





部屋を出ると


縁側に花が座っている



「はな」

『うわ!びっくりしたー

友くん。』

「眠れないの?」

『うん…

なんかね、潮風いいなーって』

「確かに気持ちいいね」

『フフッ』


「なに?」


『なんか友くんとこうして

ゆっくり話すの久々だなーって』



「フッ 確かにね」

『やっぱり友くんの隣は

落ち着くなぁ〜…』

「ありがと。

俺だって落ち着くよ」

『またこうやって合宿したいね。

来年も再来年も

またみんなで…』


「俺らはどうなってんのかな」

『……こうやって座って

笑い合ってるんじゃないかな?』

「そうだといいけど」

『え?』

「ううん。なんでもない」






『もし、笑い合ってなかったと

してもなにかあれば

柏木くん、春香ちゃん

南くん、あと柿本がいる。

そしたらみんなが笑わせてくれるよ』


「はは…っそうだね」

『・・・私、友くんの笑顔


好きだなぁ』


「え?」


『友くんって普段

柏木くんみたいに声出して

笑わないじゃない?

だからレアって言うか…へへッ』



「そう、かな?」


『そうだよ。


私、友くんの笑顔だーいすき!』


「////」



『あ、友くん照れてる?へへッ』



「からかうなら

仕返しするよ」


チュ



俺は頬にキスをした



『へ?』


「あ、






する場所間違えた フッ」


『友くんって…







キス魔なの?』



「え?」



『友くんはよくキスするから


キス魔なのかなーって』


「よくキスしちゃうのは花のせい。


かわいい顔するから」


『もぉ〜////

かわいくないって…』



「照れてるところそこ…?」


『へ?』


「もう寝よっか」



『うん!』



「あと、俺好きじゃない人に

キスしたりしないから」

『・・・ありがとう♡フフッ』




天然すぎる…





俺の気持ちわかってんのかな。