放課後

「みんなそろってなーに」




「かなと!俺らと友達になろーぜ!」







「・・・どういう風の吹き回し?」



「はなから全部聞いた」



「うちら本気だよ⁉︎」









「・・・なに、同情?」







「バーカ!


同情で友達になるほど俺は柔じゃねぇ!」


「・・・ふーん。でも俺には友達なんか
必要ないから」








『ウソだ』






「は?」












『そんなの嘘のくせにっ!

友達なんかいらないとか言ってるけど

友達っていたら楽しいんだよ?

助け合えるし、笑い合えるし。

私たちは裏切ったりしない』










「どこにそんな根拠…」

『はい』





「なにこれ…?」








『私たち4人の退学届。











もし、万が一
裏切ったらこれを先生に出せばいいよ




これが







私たちの意思』




「なんでここまで…するんだよっ」




「なーに言ってんだよ!

友達になりたいからに決まってんじゃん。





退学届なんか怖くねぇよ。

だって俺らは裏切らないんだからよ!」




「そだよ!」


『私たちは裏切らない

もう作らなくていいんだよ』









「どんなけうざくても

ま、友達は友達だからな、

いいってことよ。」






「その言葉…「ばれた?友にはバレたかー。ゆうてぃのパクった!アハッ」




「はぁ…」

「プッ、ハハハハハハハハ!」


『…っ!』

柏木くんが爆笑してる…。







「よーし!決まりだ!


今日からお前は俺の弟子だ!」




「ハハハハ…え、それはいや。」





「なんでだよー!」




「よろしくね!南!」

「よろしく」

『よろしく!フフッ』





「・・・//// よろしく!」


新たなメンバーが1人増えた。