『ひゃ!』



ビックリしたけど安心する。



ここにいるって感じがする。



友君…


「花を抱きしめたら落ち着く…


花のオーラがふわふわしてるからかな。


ウトウトするよ」



『寝ちゃダメだよ?』



「うん…フッあったかい?」



『うん。とっても。ありがとね』


「うん」


『でもいつも迷惑かけてごめんね…
私ってほんとダメだ…』


「いつ迷惑って言った?」
『え?』



「迷惑はかけていいけど

心配は
かけんな」


『・・・うん』


「俺にとって花は自慢の幼なじみだよ」

幼なじみ…




嬉しいはずなのに悲しい。

私は友君のなに?






『・・・』


「・・・はな?」

私は我慢ができず

友君にそっとキスをした。

『ご、ごめん…』


「うん」

「おい!三毛沢!琴吹!大丈夫か!


今、網のはしご投げるからのぼれよ!」


「先生だ。なんか喋ってる。」

『・・・』


「あ、はしごだ」


『うん』


「のぼろう」

『・・・』



「・・・はな?」





どうして…いつも通りなんだろ。




『う"…』






「はな?なんで泣いてんの」




『友君はなにもわかってないよ。』

「え?」




『・・・キス、してなん、にも思わな


かったの?』




「前言ったじゃん。



気持ちのな『わたしは!わ、わたしは、本気だったんだけどなぁ……。じゃ』


「・・・」

私は先にはしごにのぼる。