気持ちを奥にしまった私は



気持ちが楽になった。



ピンポーン

「あら〜花ちゃん


いつもごめんね!


どうぞあがってあがって」

今日は雨。


傘を閉じ、中に入る。

とりあえずドアをノックして、



『はいるよー』



『友君〜学校だよ!起きて〜』



「ん……あ…はな」



『うん。私だよ。起きてくれる?』



「うん」



『じゃあ外で待ってるね」




ベッドから離れようとすると、

「待って…」





腕を掴んできた。




「俺なんかした?嫌…われた?」

『え…どうして?』


「昨日、無理して笑ってたから」


『え?』



やっぱり友君はわかるんだ。














「俺がわかんないとでも思った?」

ドキッ



『嫌い…なんかじゃないの。


私自身の問題でちょっと凹んでただけ。


奥にしまったから解決したよ。』



「そう、なら良かった」



そう、だよ。








解決したの。