「花、ゴメン」
『友君はわるくないよ!ねぇ友君』
「ん?」
『またこんなことがあったとしても
命を粗末にしないでね…』
「え?」
『友君ならやりかねないよ』
「うん、そうだね。
花になんかあったら
自分の命なんてどうでもいいよ」
『やだよ…』
「なんで?」
『友君ともう一緒にいられなくなっちゃうのは…
やだよ』
私の流した涙を指で
そっと拭いてくれた
「わかった。
けどなんかあったら絶対言って」
『うん』
キューーーーー!
『痛っ、』
「どうした?」
『なんか胸あたりが痛くて…』
「大丈夫?」
『平気、帰ろう』
痛いのにヤじゃない。なんでだろうか。
