ラブレター〜ミサンガの奇跡〜

「優美。探したよ。まさか屋上に居るとはな。」





颯が苦笑する。





「寒いぞ。校舎入れって。」



「やだ。」



「風邪引くぞ。」



「いいもん。風引いて熱出して潤のことなんか忘れてやる。」





颯はため息をつくと後ろから私を抱き締めた。



あったかい。



颯の体温が伝わってくる。





「そんな消え入りそうな顔すんなよ。潤にもいろいろ事情あるんだって。隙見つけて潤と話ししてみよう。」






朝あんなに浮かれてた自分が馬鹿みたい。



そう思うと涙が溢れそうになって颯の言葉に返事ができなかった。





「授業、サボっちゃう?」



「そうしよっか。」





そのまま授業が終わる時間まで屋上にいた。