「出雲はね、赤点ギリ組だから。」

「おい。言うんじゃねぇよ。」

「いいだろ、どうせ馬鹿なんだし。」

「は?」

須永を無視して、高崎はまた質問してきた。

「勉強って出来る方?」

「それはどうでもいいだろ。」

北村が急に口を開いた。

「ああ、そうだったな。
なぁ、黒蝶の姫にならねぇか?」

は?なれるわけないでしょ。

私が答えようとした時にドアが開いた。

「おい!ノックしろよ!」

「やばいっす…白華が、それもトップだけで攻めてきま…」

言い終える前に倒れた。

「は?」

「え?」

来たか…