30分後黒蝶の倉庫に着いた。

意外と安全運転だった。

しかし、無言の車内は辛かったな。

黒蝶の倉庫の扉を開いた。

人少な。

20人にも満たないなんて。

奥の部屋に連れていかれた。

そして黒蝶が無駄話をし始めた。

いや、あのなんのために私はいるんでしょうか…?

暇すぎてぼーっとしてると、隣に座っている高崎に話しかけられた。

「なぁ、テストっていつから?」

え?今?

めっちゃ吹き出しそうになるのを我慢しながら答えた。

「再来週の月曜からです。」

「え?まじで?」

須永はうるさいな。

「はい。」

「やばいじゃん。」

あ、この人きっと馬鹿なんだな。