だから、私は反論することにした。
「勝手にあなた達が約束を取り決めたんじゃないの?私は了承した覚えはありません、倉庫に行くだなんて。」
城田は目をカッと開いた。
「はぁ?ふざけんのも大概にしろよ。」
「ふざけてるのはそちらの方ではないですか?あなた達の仲間になんてなりませんよ。」
私はそう言うと、萌音が私の腕を引っ張った。
「琴葉、帰ろうよ。
そんな能無しのやつらの相手なんてしないでさ。」
萌音が軽くひどいことを言った。
「そうだね。帰ろうか。」
私たちは教室から出た。
城田が何か言っていたが、無視をした。
そしてそのまま白華の倉庫へ向かった。
