白華×黒蝶×氷龍


「ごめんね。」

城田が階段を下りながら、謝ってきた。

「なにがですか?」

「だってさ…うるさかったでしょ。
あいつ、いつもあんな感じだから、私もたまにうざいなって思うときあるんだよね。」

別に謝ることないし。

私は聞き流した。

一階に着くと。

「じゃあまたね。
絶対に来てね。倉庫に。」

私は微笑んで、丁寧にお辞儀をして校舎の外に歩き出した。

絶対に黒蝶の倉庫に行かないようにしないと。

敵だしね。