「あのー。
なんでここに私は連れて来られたんですか?」
すると高崎は
「誰も友達いなそうだったから。」
はぁ?
もう一回言ってみろ?って言いたい!
我慢我慢。
「ごめんね。嘘だよ。
琴葉ちゃんだっけ…。これから私たちの倉庫にこない?」
行くわけないでしょ。
「あのー私、今日は大切な用事があるので、また後日にしていただけないですか?」
「えー。ねぇ…蓮どうする?」
するとやっと口を開いた。
「いいんじゃねぇの。」
「じゃあ、琴葉ちゃん下に送るよ。」
私は立ち上がり、城田のあとを追う。
屋上を出るときに、後ろから須永が
「逃げんじゃねぇよ!」
って声を聞きつつ、屋上を後にした。
