恋愛不器用女子がイケメンの嫌いなわけ

案内してもらうと、私たちは席に着く。



少ししか歩いてないけど、普段運動なんてしない私にとっては、すごく助かる。



店内は涼しいし、女性らしいし、すごく落ち着く。



「大地君、どれにする?」



……目の前の美人が男でなければ。



しかし、実際に隣を歩いてみて、わかったことがある。



それは、あまりにも女性らしすぎて、わかってても中身が男だと思えないことだ。



それが嬉しいことなのか、よくはわからないけど。