恋愛不器用女子がイケメンの嫌いなわけ

私が必死に言い訳を考えていると、岡地君はそんな私はおかまいなしに、話を続ける。



「まあ、いいや。大町さん、昨日の話の続きをしたいんだ」



「え、昨日の話って？」



「え」



「え？」



「……もしかして昨日、俺が言ったこと、覚えてないの？」



「……ごめんなさい」



いや覚えてないもなにも、聞いていませんもの。