「そんなー、否定しなくてもいいじゃん? 俺、朱音に告白したんだし?」



「なっ……!」



岡地君のいじわるな言葉に、私は頬を赤らめる。



ななななななんで言っちゃうんだ!



バカなんだな!! さてはコイツバカなんだな!!



「なに? お前ら、もしかして付き合ってんの?」



他のサッカー部の人が、ニヤニヤしながら聞いてくる。



だああああああ! これって、絶対からかってるよね!



こんなときの、対処法なんてわからないから焦ってしまう。