私はそう言った岡地君に愛想笑いを浮かべ、そそくさとその場をあとにした。



とりあえず、緊張した。



岡地君とはいままで話したことなかったし、なにせ顔が整っているから、顔を見るだけで緊張してしまう。



やはり、イケメン君と話すのは体力がいる。



特に岡地君みたいな、両方のイケメンを取り揃えた、本物のイケメンには。



うわー、ちゃんとしゃべれてたかな?



緊張して、うまく頭と口を動かせてなかった気がする。



「はあ……」



思わず、ため息をつく。



こんなことを気にしてても仕方ない。つか、いつものことだし。



私は気にしないようにしながら、日誌を持って、教室に帰っていった。