「マジで朱音連れてきたのか」



お店を出て数分、連れてこられたのは近所の広い運動公園だった。



そこには、あきれ顔の海斗君と、他にあと数人、ニヤニヤ顔の岡地君と同じサッカー部員であろう人たちがいた。



「いいじゃん、連れてこいっていったのは海斗だろー!」



「いや、マジで一緒だと思わなくて。ごめんな、朱音。コイツ基本、人の迷惑なんて考えないやつだから」



「あ、いや……」



うええええええ! ナニコレ!



少女漫画的展開イイイイイイ!?