確かに、この男性に対する苦手意識は克服したいと思ってはいる。



だって絶対必要だし。



今後社会に出たときに、男性社員と仕事する機会なんてごまんとある。



そんなときに男性苦手なんて言っている暇はない。



でも……



「バカなのかあああああああ!」



私は空に向かって叫んだ。



あの日と変わらない、綺麗な青空だった。