恋愛不器用女子がイケメンの嫌いなわけ

「岡地殿を見つめて、やはりお二人は付き合っているのでは?」



「うわあああ! び、びっくりさせないでください!」



「いや、私は普通に話しかけただけなのですが……」



「にしても、岡地君と同じクラスだったんですね」



「ええ、私はこういう性格ですので、友達は少ないほうなのですが、岡地殿にはよくご飯に誘っていただいて……」



「へえ、ご飯ですか」



だから仲良さげだったのか。



「こんな私に話しかけてくれたのですから、岡地殿はきっといい人です」



良い人、か。