「ああ、別にいいけど、無理だけはするなよ。しんどいときは素直に休めばいいんだからな」

それが渚が意識のあるうちに聞いた隼人の言葉だった。

隼人もそれを分かったのか、静かに渚を寝させていた。

しかしやはり何か心配になってちょくちょく様子を見に行っていたのも事実だった。

様子を見に行くと、ついついそこにあるいすに座ってその場に長居してしまう隼人だったが、渚の様子を何度か見て安心したのか、渚の寝顔を見て微笑を浮かべ、軽く優しく渚の額にキスするのだった。

そして、

「何が起きても絶対俺が守ってやるからな」

とつぶやいたのだった。