時計の針が大体8時を指したころ、保健室の隼人はその日に保健室に来た生徒たちのデータをまとめていた。
誰がどんな症状を訴えて保健室に来て、自分がどのような処置を行ったかを正確に書きとめているのである。
そして簡単な生徒から終わらしていくために、当然後に残るのは厄介な生徒なわけで、その日に一番最後に残ったのは渚だった。
隼人はため息をつきながら渚の症状や処置を書きとめた。
そして書き終わると、下書きのメモを見てつぶやいた。
「あいつ、あの後平気だったのか?家に訪ねたほうがいいかもな」
隼人はそう言うと、背伸びをしてあと片付けを始めた。
そして保健室の外に出て鍵を閉め、職員室に行くと、まだ他の先生たちは残っていて作業をしていた。
隼人は静かに中に入ると鍵を壁にかけ、
「お疲れ様です」
と声をかけて、また静かに職員室を出ようとした。
帰りに渚の家に寄ってみよう、と考えながら出入り口のドアを開けた。
誰がどんな症状を訴えて保健室に来て、自分がどのような処置を行ったかを正確に書きとめているのである。
そして簡単な生徒から終わらしていくために、当然後に残るのは厄介な生徒なわけで、その日に一番最後に残ったのは渚だった。
隼人はため息をつきながら渚の症状や処置を書きとめた。
そして書き終わると、下書きのメモを見てつぶやいた。
「あいつ、あの後平気だったのか?家に訪ねたほうがいいかもな」
隼人はそう言うと、背伸びをしてあと片付けを始めた。
そして保健室の外に出て鍵を閉め、職員室に行くと、まだ他の先生たちは残っていて作業をしていた。
隼人は静かに中に入ると鍵を壁にかけ、
「お疲れ様です」
と声をかけて、また静かに職員室を出ようとした。
帰りに渚の家に寄ってみよう、と考えながら出入り口のドアを開けた。


