「ん?」


「い、いやなんでもない……よ」


ガン見しすぎてしまった



……



「ねぇ、俺のどこがスキになったの?」


彼はいきなり私に顔を近づけて、私にそう問いかけた。


近くで見るとますます、かっこいい


二重で意外にまつ毛が長くて
髪は自然な茶髪



私も無意識にそんな彼の頬に手を当て




「全部」




と答えた





「俺も」





静かにソファーの上で唇を重ねた。


「ずっと一緒だね。」



「うん」



今日誓ったんだ



ずっと一緒だと




でも




ずっとなんて、こなかったんだ。

神様はいつだって、意地悪だ。