『はぁ…はぁ…
結構、歩いてきたよね…』


「わふ?」


家を出てから1時間


郊外の方へ適当に来たけれど


小さな峠道のような場所にいる




『んーっ疲れてきたけど、
木が多くてなんだか涼しいね』


「わん!」


横手には木々がひしめきあっている

タロも気に入ったのか、
嬉しそうにくるくる回っている