赤いりんごの青い果実




ー4日後ー











「終わったわーーー!
乗り切ってやったわーーー!」



『あはは…』




テストの後の終業式も終わり、
晴れて明日から念願の夏休み




よほどうれしかったのだろうか、
仁摩さんは学校の門から出ると同時に両手を高くあげ、何かを振り切るような大きな声で言った



顔は満面の笑みで埋め尽くされ
嬉しさ具合がひしひしと伝わってくる



「さ!休みよ休み!今のうちに計画を練りましょ。旅行も行きたいし海にも行きたいし、お祭りとかは定番よね」


きらきらと輝く彼女には到底追いつけそうもなく


『そ、そうだね…』


できるだけ頬を上にあげながら相槌を打つしかなかった