赤いりんごの青い果実



テレビ付けっぱなしで寝ちゃってる…


あ、風邪引くから毛布…





起こさないよう、静かに毛布をかける


ついでにテレビも消した




…晩御飯は、今日はいいかなぁ

お菓子いっぱい食べちゃったし



「…帰ってたの」


『っ!』



おおおお、起こしちゃったかな



「あんた最近遅いわね」


『う、うん。とと、友達と…勉強』


「犬の世話、ちゃんと見なさいよ。世話するから飼うって言ったのあんたでしょ」



眉間にしわを寄せて、母が言う

う、これからは早く帰らないとかなあ


『ご、ごめんなさい。あの、あり、ありが…と。今日の…えさ』


「いいけど、遅くなるなら連絡くらいしたら?犬が餓死したらどうすんのよ
あたしだってそのくらい出来るんだから」


どこかイラついた表情。でも…遅くなってもいいんだ

っていうかお母さんもごはんあげてくれるのか



『わ、分かった。つ次からそう…する、ね。あり、ありがと、お母さん
あああの、お仕事おつ、お疲れさま。おや、すみ…なさい』



言い終わっても母の返事はなくて、私は部屋に戻った