赤いりんごの青い果実



「じゃあな」


「また明日」




男の子たちとは、玄関で別れる



「ばいばーい」


『ば、ばいばい』



遠慮がちに手を振る私とは対照的に、仁摩さんは元気に言ってすぐ向き直る



「さ、帰りましょ
涼宮の家は遠いの?」


『え、えとここから駅一個行ったところ』


「あら、近いのね」


『そそ、そうだね』


空は暗いけれど、街灯のおかげで怖くもなくて

ほんのり涼しい風が私の腕をなぜる