「なんか…ごめん」


『…な…にが?』


「あたし…自分で言うのもなんだけど、結構クラスの中心だったっていうか、まあ交友関係も広かったし、他の女子が勝手についてくるって感じで
涼宮みたいに一人でいるのなんか絶対性格になんか問題あると思ってたし、友達いない人なんてありえないとか…偏見持ってたかもしんない」


『わ、私は…たたぶん、それで合ってるとはおも、思うけど』


「そんなことないって。あんなことして、やっと2人で話せるようになったけど…あんたはいい子だよ。今時珍しいくらいに。龍雅が惹かれるのもわかる」


いいいやそんなことないです!
褒めすぎじゃないかな?


『そそそれはな、ないよ!
ひ、惹かれるなんて…い、言い過ぎ!』


「ううん、なんか分かる。涼宮といるとさぁ、なんとなく落ち着くんだよね。周りの空気が澄んでるっていうか、綺麗っていうか。ちゃんと涼宮を見てる人しか気づかない魅力持ってるよ」


『ええ…あり、がと?』


ここんなに褒められるの初めてだから…
結構、恥ずかしいな!