「ていうか、優子と香苗おっそー 何してんのよもー」 あ、やっぱり枝野さんと富川さんも来るんだ ガラリ、倉庫の扉が開く うすぼんやりとした明かりだけの倉庫 扉が開くと強い外の光で 少し目がくらむ 「優子、香苗!遅いよー」 2人の影が見えた まだ顔ははっきり分からないけど、 きっと枝野さんと富川さんだ 「…絵美」 「なに?」 枝野さんの声が、 やけに低く感じた だがそれに仁摩さんは 気付いていない様子だった