「涼宮って頭いいんだな」
『そそそんなこと、な、いよ』
津ケ谷君と話すの、
これで2回目だなぁ
まだちょっと緊張する…
小さめの丸い机に、
3人で三角形を作るように座る
「ねぇ、ここ合ってる?」
時たま私に聞くときに、
津ケ谷くんがこちらの方に寄ってくる
ほんの少し近くて、
ちょっとドキドキする
津ケ谷君もかっこいいよね
中性的なかっこよさっていうのかな
『う、うん。合ってるよ』
「晃…なんでお前は眼鏡のくせに
勉強ができないんだよ!」
「うるさいな…
眼鏡かけてるからって勉強ができるなんて短絡的なこと考えないでくれる?」
「あと涼宮と近い!」
「教えてもらってるから当たり前
悔しいなら龍雅が近寄れば」
「なっ…ぐ…
す、涼宮!俺もここわかんない!」
『え。』

