「………泣くなって。」 山下先輩はしゃがんで私を下から覗きこんでる。 春先輩はじっと私を見て悲しそうな顔をしていた。 「あの……」 優梨の声だ… 2人は一斉に優梨を見た。 「私、陽菜の友達なんですけどすみませんが今日は帰っても良いですか? ごめんなさい。 先輩達は気にしないで大丈夫ですから。」 そう言うと優梨が私の肩を持って学校から離れたところまで連れてってくれた。