その日の昼放課砂穂が私の席に来た。 「陽菜ぁ~なんか元気なくない?」 『そんな事ないよ!!』 私は無理やり笑ってみせた。 「…そう? なら良いけど。 あのね、彩香が春先輩に用があるんだって。 だから山下先輩もいるし陽菜もおいで?」 『えっ…』 「早くしないと春先輩いなくなっちゃうかもしんないから早く行こう!!」