その日の帰り、優梨に今日あった出来事を話した。


「マジか~山下先輩ほんとに優しいね!!」


『だね!ありゃモテるに決ってるって…』


「…ってか、ほんとに先輩の事好きになったんだよね?
冷めたりしない?」


優梨が私を心配そうな瞳で見つめている。


『大丈夫だって!
いままではそこまで好きじゃなかったんだよ。
今は超好き!!
死ぬ程ドキドキ言ってる~』


「そっか!
良かったじゃん。
陽菜が本気で好きになったの初めてじゃない?」