また妹という言葉に胸を痛めながらもコクンと頷いた。 その時、先輩のベットの上に大学入試の本があるのを見つけた。 『…先輩、大学どこ行くんですか?』 すると先輩は少し俯いて顔を真っ赤にして 「…陽菜ちゃんはさ、好きな人が行く大学に行くのって気持ち悪いと思う?」 ………え? それって春先輩の事言ってるの? 『いえ…多分私も そうすると思います……』 そう言うと顔を真っ赤にしながらもまた私の大好きな笑顔で言った。 「俺、××大学 受けるんだ!!」